会長挨拶


 水道用鉄蓋工業会は、鉄蓋及びボックスに関する日本水道協会規格見直しを目的に1996年「水道用鉄蓋協議会」として発足し、規格普及を目的に1998年「水道用鉄蓋工業会」と改組した製造者団体です。
 「水道用鉄蓋」とは、道路下の水道管に設置される止水用のバルブや消火栓などの機器類を操作する為に、道路上の開口部に設置される鋳鉄製の蓋のことです。 歩行者や車両に対する安全性を十分に確保するため、過酷な設置環境に適した材質や構造の開発を進めてきました。また、ガタツキ騒音の防止、バルブや消火栓などを速やかに操作するために蓋の開閉操作が容易な構造等、様々な要求に対応しております。 これら技術的課題の研究開発により我が国の水道用鉄蓋性能は、世界最高水準にあると評価されています。
 一方、我が国の水道は高度経済成長期(昭和30年代~40年代)に急速的に普及したため、この広範囲に整備された水道施設は今や老朽化が進んでおり、その維持管理や更新の課題に直面しております。
 当工業会は建設から維持への時代変化に対応すべく、これまで培ってきた技術や情報を公開し、水道用鉄蓋の技術的発展と社会の安全に一層努めてまいる所存ですので、今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

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