施工方法

水道用鉄蓋類の据付け

水道用鉄蓋類(鉄蓋及びボックス)の施工について、さまざまな施工方法がありますが、製品が本来持つ性能に支障が生じる事のないよう、以下の施工要領を標準としていただくことを推奨しています。

※以下に示す施工要領は、日本水道協会規格である「円形鉄蓋」、「角形鉄蓋」、「レジンコンクリート製ボックス」を対象としています。

1.ボックスの据付け

1-1 底版据付け

水準器等を用いて水平を確認しながら所定の位置に底版を据付ける。

1-2 ボックスの据付け

ボックスの各部材は、接合面を清掃した後、接合材を全周に盛り付けて、均等に接合する。

2.鉄蓋の据付け

2-1 受枠の固定

ボックス上部壁に、枠変形防止用高さ調整用部材を使用して受枠をボルトで固定する。

調整リングを使用する場合は、上部壁の上面に調整リングを設置して、その上に受枠を乗せ、ボルトで固定する。

2-2 無収縮モルタルの充填

受枠と上部壁との調整部に、無収縮モルタルなどを充填する。

2-3 蓋の設置

蓋の外周や底面、受枠の内周等をよく清掃し、土砂を挟み込まないよう注意して受枠に設置する。

3.埋戻し・路面舗装

埋戻しは、何層かに分けて周囲から均等に締固めを行う。
路面舗装は、舗装完了後に鉄蓋と路面との段差が残らないようにする。

(公社)日本水道協会発行「水道用鉄蓋類維持管理マニュアル2021」には、鉄蓋類の施工について注意すべき点やねじ式弁筐の施工、また施工に起因する不具合事例などが詳細に掲載されています。
ぜひそちらもご参照ください。

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