レジンコンクリートのリサイクルについて
レジンコンクリートの材料特性
レジンコンクリートは結合材として熱硬化性樹脂を使用しているため、その材料特性は参考表のように高強度であるとともに吸水率が小さいため、凍結融解による強度劣化がほとんどない。また、耐薬品性・耐酸性にも優れていることなどの点から、軽量かつ高耐久性の製品として広く使用されている。現在環境問題では、主に材料の有効利用について着眼されているが、材料の耐久性を高めることもその対策の一つであり、高耐久性をもつレジンコンクリートはライフサイクルコストの面で優位性を有している。
レジンコンクリートの物性値
項目
単位
標準的物性値
圧縮強度
MPa
90以上
引張強度
MPa
lO以上
吸水率
質量変化率±0.3以内
レジンコンクリートのリサイクルの可能性について
レジンコンクリートの再生利用については、日本大学工学部建築学科の大浜教授、出村教授を はじめとする研究室で既に検討され、以下の見解が学会等で報告されている。
1)レジンコンクリートの結合材は高強度であるため、レジンコンクリート塊を粉砕して作成した骨材を再度レジンコンクリート用骨材として利用した場合でも、強度的には、再生でない資材を使用したものと同等の性能を得られることが判明している
2)結合材の接着性が良好であるため、セメントコンクリート塊と比べると粉砕する過程における粉末状材料の発生が少ない。
3)結合材として使用されている樹脂は、環境ホルモン問題の懸念はなく、リサイクル素材として安全である。
注)  *:
**:
***:
ポリエステルコンクリートから製造した骨材
ポリメタクリル酸メチルコンクリートから製造した骨材
粗骨材にはリサイクル骨材を100%使用
 
 
ポリエステルコンクリートの強度に及ぼすリサイクル細骨材代替率の影響
月刊下水道2001年2月号『レジンコンクリートの魅力と将来性』より