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第3章 水道用鉄蓋類の維持管理 道路上などに設置された鉄蓋類が揖傷・劣化すると、バルブ類の操作に支障となるばかりでなく、交通車両や歩行者の安全を脅かす危険性が生じる。そのため、鉄蓋類は、計画的、定期的に点検を実施して、その結果のもとに、常に良好な状態に維持管理をしておく必要がある。 点検の実施にあたっては、事前に台帳を整備する。その台帳には、日頃の維持管理に役立つ必要情報として、鉄蓋類やボックスの据付け状況等の主要データを整理、記載しておく。また、点検結果は、鉄蓋のガタツキ、ボックスの破損等の項目別の判定基準を設定し評価する。 本章では、前述の趣旨のもとに台帳の作成を基本とする鉄蓋類やボックスの維持管理の具体的な内容について、維持管理のフロー、点検結果の判定基準、蓋の開閉作業上の留意事項等を記述した。また、点検チェックシートの事例として、判定基準一覧と判定表を示した。 なお、本草に記述した判定基準は、各種の製品に共通する一般的な内容を示した。したがって、各水道事業体において、これを参考として、使用製品の仕様に基づく独自の判定基準を作成することが望ましい。 3.1維持管理の基本事項 3.1.1維持管理のフロー |
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【解説】 (1)台帳の整備 鉄蓋類を点検した結果、損傷、劣化等の発生によって、道路交通などへ与える影響が大きく、危険と判断された場合には、早急に取替えなどの措置を実施する必要がある。その際には、鉄蓋類の種類、据付け状況、周辺の地理的な条件等、作業上に必要な情報を整理した台帳を事前に整備しておき、それらの情報を活用して、迅速かつ効率的に取替えなどの措置を実施する。 なお、台帳には、現地状況が変化しても、常に鉄蓋類の位置などが素早く特定できるように、最新の道路状況などの情報のもとに正確なオフセット図を作成しておく。 |
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